最近、なぜか医療関係者のプレゼンテーション・レッスンが増えています。
医師・看護師・薬剤師・歯科衛生士・メディカルスタッフなどの方々です。
わかりやすい話の構成、視覚資料の作成、届く声の出し方、説得力向上のためのイントネーショントレーニング、あがり対策など、受講者の方に合わせて様々なご指導・アドバイスをしています。
プレゼン本番まで時間的な余裕があまりない方の場合は、時として、私がアシスタント的なサポートをすることもあります。ご本人が書いた原稿を耳で聞いてわかりやすいように書き直したり、スライド作成をしたりします。また、イントネーション練習のための印付けをすることもあります。
パワーポイントでのスライド作成に慣れていない方には、次のようなことを伝えています。
①心がけたいのは、何よりも聞き手にとっての分かりやすさを考えること。
②1枚のスライドにたくさんの情報をのせてしまいがち。情報を絞るか、複数枚に分ける。
③イラストに凝りすぎると、本来見てもらいたい文字情報よりも目立ってしまう。本当に必 要か考える。
④強調したい言葉に色文字を使ったり、文字列全体にマーカーを引いたりを多用すると、逆に効果半減する。
などです。
難しいことをやさしく伝えることって、慣れないと難しいですね。
ずいぶん前のことですが、ノーベル賞を受けられたある博士の講演会の司会をした際、とても分かりやすくて、感動したことがありました。
「むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく ふかいことをゆかいに ゆかいなことをまじめに書くこと」という、作家・井上ひさし氏の言葉も印象深く心に残っています。
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